初期診療が一通り完了し、検査結果カンファレンスを行いました。
2回に分ける事になりましたが、採血とMRI、眼科での結果が出たとの事で先生とのカンファレンスです。
話をしていて楽しい先生で、明るく病気についても丁寧に時間を気にせず説明をして下さり、どんな質問でも答えてくれる先生でした。父ちゃんも落ち込む事もなく笑って話をしていました。
下垂体は、ホルモンバランスの司令塔なので、脳を調べる事はもちろんですが、採血を何本も取って(最高13本取りました)ホルモンの増減などをチェックするようです。
カンファレンスで症状について確認される第一声が「母乳は出ますか?」でした。男性の父ちゃんが出るわけないと思っていたら、先生が説明を続けてくれて、ホルモンのバランスがおかしくなって、授乳中でない女性や男性でも母乳が出る事があるみたいです。そして「母乳が出たら良かったのにね」と言われ、どうゆう事が聞くと母乳が出るホルモンの病気の場合、手術ではなく薬での治療が推奨されていて、薬も特別なものでもなく、毎日飲む事もしなくて良く、病気にしては治療が楽で完治しやすい分類だったとの事でした。
父ちゃんは頑張って絞っても母乳は出ませんでしたので、薬での治療とはなりませんでした。
採血結果を確認してもらって驚いた事は、「国の難病指定」になるかもしれないとの事でした。
ホルモンの数値によるのですが、ホルモンバランスが崩れると日常生活に支障が出て、子供の場合、身体の成長に大きく影響する為、難病指定となっているみたいです。父ちゃんの数値はあと少しで規定の数値になるがまだ難病指定の数値までは届いていないとの事でした。
先生曰く、下垂体の難病指定は短期間の指定で、完治する事が多く、難病指定になると医療費も全て無料になるとの事でした。
難病になる事は良い事ではないですが、ほぼ完治して無料になるのであれば、これはなれるならなっておきたいと父ちゃんが言い出し、先生もカンファレンス終わったらまた採血してもらいましょうと言ってくれました。
難病指定と聞くと父ちゃんはいつも通り、明るく楽しそうに毎日を過ごしていますが、大変な病気になっているんだと感じました。
MRIでの結果は、正常の下垂体が8~10㎜程度の所、38㎜くらいになっていると教えてもらいました。下垂体としては大きく、視神経を圧迫している事は間違いないとの事でした。ブログの写真にあげているMRI画像は実際の父ちゃんの脳みそなんですが、中央部分にひょうたんみたいになっているのが下垂体です。正常は、ひょうたんの下部分だけなのですが、父ちゃんのようにひょうたんの上部分が大きくなってしまうと腫瘍となります。
とはいえ、父ちゃんの形は変わっているみたいで、下垂体腫瘍になる方も多くは、ひょうたんのように下が大きく、上が小さい形なのですが、父ちゃんは逆で上が大きい形でした。視神経をより圧迫してしまいそうです。
よって、眼科での結果は、右目は右外半分、左目は左外半分が全く見えていない状態でした。よく父ちゃんはどこにもぶつからず歩いているなと感心しました。
下垂体腫瘍は、採血の数値次第で難病指定になるかも。